トップ > 腰痛の話(目次) > マッケンジー法による腰痛治療 マッケンジー法による腰痛治療
ツイート マッケンジー法とは? マッケンジー法というのは腰痛治療法のひとつで、ニュージーランドの理学療法士ロビン・マッケンジー氏が考案しました。 マッケンジー氏は、腰痛患者さんに腰を反らせることは絶対にダメだといわれていた時代に、腰を反ることで症状の消える腰痛があることに気が付きました。 そこから、患者さん一人一人にあった運動方向があるのではないかと思い、様々な検証を繰り返し、その結果生まれた腰痛治療がマッケンジー法です マッケンジー法では、痛みの出方から診断をする マッケンジー法では、@症状の出方 A痛みが出る場所の変化 をもとに診断を行います。 @症状の出方というのは、腰を曲げると症状は悪化するか軽減するか、腰を反らすと症状は悪化するか軽減するかという事を、一つずつ確認します。 A痛みが出る場所の変化というのは、ある動作の繰り返し、決まった姿勢をしばらくとるなどの結果、痛みやシビレが移動するかということを確認します。 もし痛みやシビレが腰に向かって移動していく場合は、腰痛改善にとって好ましい反応であるため、そのような動作や姿勢を日常生活の中に積極的に取り入れます。 逆に足先の方へ症状が移動していく場合は、好ましくない反応であるため、そのような動作を日常生活では避けるようにしてもらいます。 マッケンジー法では、一人一人の腰に合った運動方向を調べる マッケンジー氏は、多くの腰痛で症状を改善させる運動と、悪化させる運動があると言っています。 自分の腰に合った運動を調べる方法は簡単です。 例えば、長時間ディスクワークをしていたら腰が痛くなったとします。 その場合、多くの人が立ち上がって何気なく腰に手を当てて、後ろに反らせるしぐさをすると思います。 最初は痛いと思いながらも、何回か繰り返して腰を反らせることで、徐々に痛みが軽減していきます。 この場合、ディスクワークによって腰と背中が丸まっていたことが腰痛を引き起こし、腰を反らすことが腰痛を改善さたということになります。 ですのでこのケースでは、腰を反らせる運動を普段から行うようにすると腰痛が改善されていきます。 このような事例は、ご自身の経験を振り返ってみると、必ず思い当たるものがあるはずです。 もし思い出せない場合は、後ろに反った時の方が前に曲げるよりやりずらい場合は、腰を反らす運動を行ってみてください。 腰を曲げる方が反らす方よりやりずらい場合は、腰を曲げる運動を行います。
腰を反らすことで改善されるタイプの方は、次ような日常生活がお勧めです >> 腰を反らすことで改善されるタイプの方は、次ような日常生活がお勧めです >> 指導された運動が、体に合っているのか合っていないのかを知る方法 指導された運動を数週間やっているけれど、自分に合っているのか分からないという場合、下の分類を参考にします。 運動をつづけた結果、腰に生じた状態の変化を、信号機の「青」「黄」「赤」で分類しています。
青は、いま行っている運動で問題はありませんので、続けください。 黄は、腰には害とはなってはいないけれど、続けるときは慎重に行ってください。 赤は、いま行っている運動は合っていない可能性があるので、すぐに中止してください。 この判断基準は運動だけでなく、日常生活の動作や姿勢にも使えます。 高いイスに座ると太もものシビレが足先に移動する(赤)けれど、低いイスに座るとシビレがお尻に移動する(青)場合は、普段から低いイスで生活をするようにします。 腰を反らしてラクになる人への日常生活アドバイス マッケンジー法の診断によって、ご自身の腰痛が、腰を反らすことで改善されるタイプだと分かった方は、次ような日常生活がお勧めです
腰を曲げてラクになる人への日常生活アドバイス マッケンジー法の診断によって、ご自身の腰痛が、腰を曲げることで改善されるタイプだと分かった方は、次ような日常生活がお勧めです
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